保育学科にいると、どうやら“ディズニー”が暗黙の必修科目なんじゃないかって思うことがある。クラスメイトの女子たちの会話にディズニーの話題が出ない日はほぼゼロ。たとえば「新しいアトラクション、乗った?」とか「この前ディズニーホテル泊まってきたんだよね!」とか、彼女たちは自然とディズニーの話題で盛り上がるし、僕には「そんなところにも泊まれるの!?」と驚くようなエピソードまで飛び出してくる。これ、もしかしてディズニー通じゃないと置いていかれるやつ?
保育男子として仲間に入ってみたい気持ちはあるけど、正直ディズニートークが始まるときの“置いていかれ感”はハンパじゃない。どうやったらこのディズニー必修科目を乗り越えられるのか…その答えはまだ見つからないけれど、日々なんとか生き残りをかけて奮闘しています。
この記事は次のような人におすすめ!
女子たちのディズニートークに置いていかれる男子の本音
そんなに知らなきゃダメ?僕には「ディズニー愛」が足りないらしい
正直、僕はディズニーに特別な興味があるわけじゃない。でも、クラスで女子たちがディズニートークで盛り上がっているときに「それ何?」と質問しようものなら、100%の確率で「え?そんなことも知らないの?」と驚かれる。女子たちの顔には、ちょっとした幻滅の色が浮かんでいる気さえする。いや、ディズニーって興味ない人もいるでしょ?と思うけれど、どうやら保育学科では「ディズニー好き」は基本中の基本らしい。
- ちょっと幻滅したような顔をされる
- ディズニーキャラの名前を知らないと、絶句される
さらに、バイト先や実習先の保育園・幼稚園でもディズニーは当たり前に登場する。教室の壁や廊下に貼られているミッキーやアリエル、子どもたちが作ったディズニーキャラの作品などが目に入ってくると、「ここでもディズニーか…」とため息が出そうになる。子どもたちはみんな「これはラプンツェルだよ!」「これはミニー!」と、当然のようにディズニーキャラを知っているから、僕の知識不足が露呈する場面も多い。どうやらディズニーに興味がないと、ここでも置いてけぼりになりそうだ。
“ディズニー合唱タイム”にも完全に取り残される
さらに圧倒されるのは、ディズニーソングが流れた瞬間に始まる“女子たちの合唱タイム”。教室や街で急に歌い出す女子たちを見て、初めは「なにごと!?」と驚いたけど、どうやらこれは日常の風景らしい。楽しそうに歌う女子たちを見て、僕も話に入ってみたくなるけれど、興味のない僕にはついていけるわけもなく…。しかも、バイト先でも子どもたちがディズニーソングを元気よく歌っていると、そもそも歌詞を知らない自分がちょっと寂しくなる。
「男子一人だけ無言…ちょっと気まずい!」
そんな経験を何度もしました。
そんな日常を過ごすうちに、「保育の現場ではディズニー必修」説を本気で考え始めている今日この頃です。
ディズニートークに溶け込むための“男子なりの対策”を考えてみた
女子たちのディズニー愛には到底追いつけないと分かっていながらも、話に入りたくて考えた“生存対策”をいくつか試してみた。
定番キャラとあらすじを覚えてみたけど、すぐにバレた…
せめてミッキーやアリエル、あたりの定番キャラは押さえておこうと、少しだけ調べてみた。けれど、会話に入ってみると、女子たちから「どの作品のどのシーンが好き?」など次々と深掘りされ、ものの数分でバレる。もはや“好きなキャラ”という答えだけでは通用しないのが、保育学科女子たちのディズニートークのレベルらしい…。
「バレないように…!」
そんな緊張感が逆に挙動不審を招き、すぐに薄っぺらい知識が露呈。
一曲くらい覚えておこうかと思ったけど、ハードルが高すぎた
歌えないのも寂しいので、一度「ホール・ニュー・ワールド」くらい覚えた方がいいかも?と真剣に悩んだことも。でもどう考えても、いざ歌い出したら「こいつ絶対興味ないでしょ?」ってバレる未来しか見えない。結局、ディズニーソングの合唱に参加するのはやめておいた。
ディズニーパークの話題を勉強しようと試みたけれど…
パークの話題ならなんとかついていけるかも?と考え、限定グッズのことやアトラクションの名前をいくつか覚えてみた。「最近パーク行った?」と聞くだけならいける!と意気込んでみたけど、女子たちのトークはアトラクションの裏話やグッズの詳細にまで及んでいて、すぐに限界が来た。ディズニー沼は、浅い知識で踏み込んでいい世界ではなかったらしい。
結論:保育男子には“ディズニー必修”の壁が高すぎた
いろいろ試してみたけど、やっぱり僕には「ディズニー愛」を身につけるのは難しそう。保育学科の女子たちがこれだけディズニー好きなのはすごいことだと思うけど、無理についていこうとすると限界がある。そんな自分を少しずつ認めつつ、女子たちが楽しそうに話しているのを、適度な距離で見守っていこうかなと思っている。